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1級管工事施工管理技士2次検定合格完全ガイド
一次検定に合格した方、おめでとうございます。
二次検定も独学で合格したいと考えている方、記述式の解答が苦手な方、いらっしゃると思います。
そんな悩みに答えます。
結論から言いますと、二次検定の記述式も独学で合格することは可能です。
- 管工事施工管理技術検定二次検定に独学で合格したい方
- 過去問集テキスト代位のお金しか払いたくない方
- 勉強時間の確保が難しい方
- 令和3年度からの新制度についても知りたい方
この記事を読むことで以下の事がわかります。
- 効率よく勉強する方法
- 二次検定の最適な勉強法
この記事に書いてあることを行えば誰でも施工管理技士試験に合格することができます。
『初めて試験を受ける人』や、『忙しくて勉強がなかなかできない人』は是非記事の続きを読んでくださいね。
◆筆者の実績・プロフィール
令和3年度から試験制度が変更となっています。
【1次試験対策】
【過去問集】
施工経験記述がカギ!合格できる勉強法はコレだ!
問題ごとの詳細を説明する前に、二次検定での最適な勉強方法を説明します。
- 施工経験記述
-
記述代行作成や添削サービスを利用して施工記述の作文を完成する
- 学科専門記述
-
各分野の記述は書いて暗記する
試験の最難関は「施工経験記述」であり、ここに勉強時間をかけずに「外部に委託」し、その他の勉強にあてることで多忙な技術者でも合格に近づけるというやり方です。
ここからは施工管理技士資格の概略と各分野の勉強方法について説明していきます。
1級管工事施工管理技士とは?
建設工事の中で給排水衛生工事や空気調和設備工事などの施工管理や、現場を指導・監督するための技術資格です。
管工事全般や管理に関する幅広い知識を持つ証明になり、建築物の質や安全面の向上など、
建設工事を適正に行うことに役立ちます。
二次検定(実地試験)の出題方式
一次検定(学科試験)に合格すると、二次検定(実地試験)に進みます。
実施試験は記述式で以下のような形式となっています。
- 【問題1】 空気調和設備・給排水衛生設備に関する施工要領図の判読問題
- 【問題2】 空気調和設備に関する問題(施工上、試運転時の留意事項)
- 【問題3】 給排水衛生設備に関する問題(施工上、試運転時の留意事項)
- 【問題4】 工程管理(ネットワーク工程表)
- 【問題5】 法規
令和2年度 1級管工事施工管理技術検定「実地試験」 試験問題
【問題1】 空気調和設備・給排水衛生設備に関する施工要領図の判読問題
- 施工要領図の判読 3問全問回答 (必須問題)
-
ポンプ・送風機、消火配管・屋内消火設備の施工要領など一般的な施工要領に基づく問題です。
【問題2】 空気調和設備に関する問題(施工上、試運転時の留意事項)
- (空調、衛生どちらかを選択)施工上の留意点を4つ具体的に記述
-
屋上に設置する(空調)冷却塔 の留意事項を書かせる問題でした。
以前は 冷温水管の施工、亜鉛鉄板製長方形ダクトの工法(共板)など多岐にわたる問題がでています。
【問題3】 給排水衛生設備に関する問題(施工上、試運転時の留意事項)
- (空調、衛生どちらかを選択)施工上の留意点を4つ具体的に記述
-
屋上に設置する(衛生)高置タンク の留意事項を書かせる問題でした。
以前は 受水槽の据え付け、給水・排水管の保温施工などが出題されています。
【問題4】 工程管理(ネットワーク工程表)
- 工程又は法規のどちらかを選択し回答 ネットワーク工程表、山積・工期短縮 問題
-
例 クリティカルパスの算出、日程短縮
【問題5】 法規
- 工程又は法規のどちらかを選択し回答
-
労働安全衛生法
例 元方安全衛生管理者、作業主任者の専任、危険の防止
【問題6】施工経験記述の作成
(必須問題) 自分の施工経験に関して記述する問題。
- 工程管理
- 安全管理
- 総含的な試運転調整又は完成に伴う自主検査のどちらかを選ぶ
- 材料・機器の現場受入検査
この中から2つ指定される。年度ごとの傾向はあるが、4種共書けるようになることが理想。
私が受験したときの記述のメモをnoteで公開しています。参考にしたい方は是非見てください。
二次検定(実地試験)を独学で合格するための勉強方法
経験記述の出来が合格につながる
実地試験の配点は60点満点の減点方式です。
基準は公開されていませんが、経験記述の配点が高いと想定されています。
現場での経験や技術力があるかを判定しているためですね。
ぶっつけ本番で問題をみて回答するのは絶対ダメ!
自分自身の経験と模範解答の書き方を上手くミックスして色付けする
テクニックが減点を最小限に押さえるコツです。
詳細は別の項目で書いています。
経験記述以外の問題は1冊3,000円程度の過去問題解説集を買って
繰り返し書いて覚えるのが鉄板の勉強方法です。
よく見ると出題パターンがあるのがわかります。
1年おきに出題されたり、問題が入れ替わったりしています。
ある程度ヤマを張れるのですべての分野を覚えようとしなくても大丈夫。
施工要領と選択問題は過去問で対策できる。
施工要領図(必須問題)
最初の必須問題である施工要領図は重要です。
- 設備全般
- 施工上の留意点【空調設備】
- 施工上の留意点【衛生設備】
の中から出題されます。
学科試験をクリアしている人が実地試験の過去問題集をじっくりやっていけば問題なく取れると思います。
全員が回答する問題だから対策している人は大体書けてしまうので
取りこぼしを無くしたいですね。
過去の例題
- 共板工法のダクトクリップの取付間隔
- ループ通気管及び通気立て管の記入
用語ごとのポイントを書いて覚える地道な作業をするのが結局近道です。「
工事施工(選択問題)
問題2.3は2空気調和、3給排水衛生のどちらかを選ぶこと。
両方回答すると減点になります。
過去問題解説集で傾向を押さえて書きやすいと思った方を選べばよいです。
(過去の例題)
- 空冷ヒートポンプマルチパッケージ形空気調和機の冷媒管の施工及び試運転調整を行う場合の留意事項を解答欄に具体的かつ簡潔に記述しなさい。
ただし、冷媒管の接続は、ろう付け又はフランジ継手とする。記述する留意事項は次の①~④とし工程管理及び安全管理に関する事項は除く。 -
- 冷媒管を施工する場合の留意事項(吊り又は支持に関するものを除く)
- 冷媒管の吊り又は支持に関する留意事項
- 冷媒管の試験に関する留意事項
- マルチパッケージ形空気調和機の試運転調整に関する留意事項
これに関する解答を(1)~(4)まで記入します。
留意事項は毎年変わることもあるので、勉強するときには
1項目当たり2~3個覚えたほうが良いでしょう。
- 冷媒配管を延長する場合は延長分の冷媒を適正量補充する。
- ろう付けは管内に窒素等の不活性ガスを流して酸化物の生成を抑えながら接合する。
- 吊り部は減肉を見込んで補修テープで補強する。
- 曲がり部、分岐、室内機廻りなどは直近で支持を取る。
- 配管接続後、気密試験として窒素ガスを用いて試験圧力まで加圧し、ガス漏れの有無を確認する。
- 室外機の据付状態(水平、アンカーボルト)を点検する。
- 異常な振動、騒音がないか確認する。
このような項目を2つほどつないで、解答用紙の空欄が程よく埋まるように記入すると良いです。
工程管理・法規(選択問題)
選択問題4.5は4工程管理・ネットワーク工程表、5法規のどちらかを選ぶこと。
法規の過去問題を見て大体押さえられるという人は法規を選んだほうが早いかもしれません。
用語の穴埋め問題が多く、数字や用語を入れて覚える必要があります。
ぼくのオススメはネットワーク工程表ですね。
過去問や類似問題を解けばほぼ間違えないで出来ますよ。
学科試験でも出てくるので多分みんな覚えています。
法規については例年この中から出題されます。
- 建設業法
- 建築基準法施行令
- 労働安全衛生法
文章の空白部分に数値や語句を入れ込む形の出題方式です。
施工経験記述は外部委託で時短するのがおすすめ!
施工経験記述は独学のみでなく、第三者の添削を受けることを勧めます。
得点配分も高く、施工経験記述の出来が合格を左右します。
以下のような能力を判定されます。
- 自分の経験を簡潔な文章で表現できているか
- 経験を具体的な数量で示すことができるか
- 技術者としてふさわしい文章力を備えているか
テキストを丸写ししても、自身の経験が具体的に内容に入っていないと失格になることもあります。
そういったことを考えると、現場仕事で忙しい技術者におすすめするのは施工経験記述添削サービスを利用することです。
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作成した文章をしっかりと添削をしてもらうことで、指摘と修正を繰り返し、解答に磨きがかかることで高得点が狙えます
添削サービスについては以下の記事で詳しく紹介しています。
問題集を出版しているGET研究所ではテキストを購入した人は3,000円で経験記述の添削をしてくれます。
地域開発研究所の実地講座に申し込めば、早期申込特典として施工経験記述の添削サービスがあります。
通信講座のSATの施工管理技士講座では標準で施工経験記述の添削サービスを行っています。
経験記述の他の分野も学びたいのであれば通信講座をオススメします。
SATについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
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まとめ
1級管工事施工管理技士実地試験を独学でクリアするポイントを以下にまとめました。
- キモは経験記述
- 施工要領と選択問題は過去問で対策できる。暗記ノートを作る。
- 経験記述は添削サービスを利用して作文を完成させる。
- 全然書けない人は作文代行サービス
経験記述のテンプレートを作って、あとは何回も書いて覚える!
「急がば回れ」です。地道に頑張るのが合格への近道です。
頑張ってください。