1級管工事&電気通信工事施工管理技士1次検定は令和6年9月1日(日)です

建築施工管理技士技術検定受験ガイド 受験資格や試験概要、難易度を解説します。

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建築施工管理技士は建築工事の施工計画、現場での施工管理など、現場を指導・監督するための技術資格です。
建築や管理に関する幅広い知識を持つ証明になり、建築物の質や安全面の向上など、建設工事を適正に行うことに役立ちます。

建築施工管理技士の取得を目指している方に向けて受験資格や試験概要、難易度などを解説します。

この記事の執筆者 

施工管理技士、現場監督
  • サブコン勤務20年以上
  • 1級管工事施工管理技士をはじめ、建築・電気工事・電気通信と4項目取得
  • 建築設備士合格(2023年)
  • 技術士1次試験合格
  • 消防設備士(甲種1類)
  • あと施工アンカー技術管理士
  • 現場代理人・監理技術者として官民含めて多数の建設工事を歴任
  • 病院、庁舎、ショッピングセンター、学校など幅広く建設工事に関わっています。
ぶたろうです

技術検定は一般財団法人建設業振興基金のほうで実施しています。こちらより資料を引用しました。

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目次

建築施工管理技士の受験資格

建築施工管理技士を取得するには一定の実績が必要になります。1級建築施工管理技士の受験資格は以下の表に示します。

学歴または資格建築施工管理に関する実務経験年数
指定学科指定学科以外
大学
専門学校の「高度専門士」
卒業後3年以上の実務経験を有する者卒業後4年6ヶ月以上の実務経験を有する者
1年以上の指導監督的実務経験を含む
短期大学
5年制高等専門学校
専門学校の「専門士」
卒業後5年以上の実務経験を有する者卒業後7年6ヶ月以上の実務経験を有する者
1年以上の指導監督的実務経験を含む
高等学校
専門学校の専門課程
卒業後10年以上の実務経験を有する者卒業後11年6ヶ月以上の実務経験を有する者
1年以上の指導監督的実務経験を含む
その他(最終学歴を問わず)15年以上の実務経験を有する者
1年以上の指導監督的実務経験を含む
2級建築士試験合格者合格後5年以上の実務経験を有する者
1年以上の指導監督的実務経験を含む
2級建築施工管理技術検定第二次検定合格者合格後5年以上の実務経験を有する者
1年以上の指導監督的実務経験を含む
2級建築施工管理技術検定第二次検定合格後、実務経験が5年未満の者短期大学
5年制高等専門学校
専門学校の「専門士」
卒業後5年以上の実務経験を有する者卒業後9年以上の実務経験を有する者
1年以上の指導監督的実務経験を含む
高等学校
専門学校の専門課程
卒業後9年以上の実務経験を有する者卒業後10年6ヶ月以上の実務経験を有する者
1年以上の指導監督的実務経験を含む
その他(最終学歴を問わず)14年以上の実務経験を有する者
1年以上の指導監督的実務経験を含む
2級建築施工管理技術検定第二次検定合格者検定 (※第一次検定のみ受験可能)実務経験年数は問わず
引用元:一般財団法人 建設業振興基金

指定学科は細かく設定されています。大まかに言って「建築系学科」と「それ以外」ですが、卒業後の実務経験年数にかなり差が出ます。
これは建築施工管理技士に限らず、他の管工事や電気工事施工管理技士でも指定学科があるのは変わりません。

最低3年以上の実務経験が必要かつ1年以上の指導監督的実務経験が必須となります。

令和3年度からは2級建築施工管理技士の二次検定合格者であれば1級の一次検定のみですが、実務経験年数は問わないこととなりました。
2級の二次検定に合格した翌年には1級の1次を受験できますので引き続きで効率よく資格取得を目指すことができますね。

受験資格の証明方法

昨今、必要な実務経験を積まずに施工管理技士資格を取得したとして会社が営業停止処分となった例もありました。
出願には実務経験を会社が証明する(押印)するものを提出せねばなりません。
違法行為は厳に慎むようにしましょう。

指導監督的実務経験の中身や書き方

指導監督的実務経験とは、現場代理人、主任技術者、工事主任、設計監理者、施工監督などの立場で、部下・下請けに対して工事の技術面を総合的に指導監督した経験をいいます。 

実務経験記入上の注意次項

実務経験は3月末までのものを優先して記入しましょう。3月末までで実務経験が不足する場合に限り4月以降第一次検定(学科)試験日の前日までに予定される実務経験を記入可能です。

証明印について

先に書いたとおり、技術検定実務経験証明者欄は、勤務先の代表者等の署名・押印(公印)が必要です。

虚偽申請の場合には、受験停止等の措置が行われます。この場合、受験料も返還されません。働いている機関によって内容が変わりますので注意しましょう。

参考:実務経験証明書の作成について

建築施工管理技士の試験概要

建築施工管理技士の試験は1次検定(学科試験)と2次検定(実地試験)に分かれています。

試験試験科目試験形式
一次検定建築学等、施工管理法、法規4肢択一式
二次検定経験記述、施工、施工管理法、法規記述式

試験内容、勉強方法などはこちらのページで解説しています。

建築施工管理技士技術検定の試験日程

令和4年度の試験日程は以下のとおりです。

項目詳細
申込受付期間令和4年1月28日(金)~2月10日(木)
※ネット申込は1/289:00~2/1023:59
※書面申込2/10消印有効
試験日一次検定:令和4年6月12日(日)
二次検定:令和4年10月16日(日)
試験地 札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄
(会場確保の都合上、やむを得ず近隣都市等に試験会場を設定する場合があります。)
合格発表日一次検定:令和4年7月15日(金)
二次検定:令和5年1月27日(金)
受験料一次検定:10,800円
二次検定:10,800円
[本検定の受検手数料は消費税非課税です。]
引用:一般財団法人 建設業振興基金

建築施工管理技士の難易度は?

建築施工管理技士の合格率は過去10年で36~51%程度となっています。
適度な独学でも十分合格できる難易度と言えそうです。

私は過去問題集などを購入して独学で合格しました。

確実な合格を目指すなら通信講座やe-ラーニングを駆使して勉強をスムーズに行うことも有効です。

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まとめ 

建築施工管理技士を取得すれば、建設現場を牽引していく監理技術者や現場代理人としてのキャリアを生涯積んでいくことができます。

しっかりと職歴と実務経験を積んで早期の資格取得を目指しましょう。

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