建築設備士合格に向けた勉強方法とオススメ参考図書の紹介

  • URLをコピーしました!

結論から言うと、建築設備士試験は、

・一次:過去問中心で独学可能
・二次:公式講習会ほぼ必須

という性質の試験です。

私は独学+講習会で合格しましたが、
最短ルートは「一次は過去問特化、二次は講習会集中」です。

建築設備士は管工事・電気工事等サブコン施工管理者から設計者等設備系技術者が取得すべき資格です。

この記事を読むことで建築設備士試験の勉強方法がわかります

この記事に書いてあることを行えば建築設備士合格に近づきます。

『初めて試験を受ける人』や、『忙しくて勉強がなかなかできない人』は是非記事の続きを読んでくださいね。

iPadを用いた資格試験勉強(建築設備士)に挑戦しています。

目次

令和5年度建築設備士二次試験合格!

11月02日 令和5年建築設備士試験「第二次試験」(設計製図)の合格者を発表しました

おかげさまで建築設備士2次試験に合格することができました。

今後の登録を行い、建築設備士としての業務を行うことができます。

令和4年度建築設備士試験受けてきました。

6月19日1次試験を受けてきました。

過去問と同じような問題でも計算の仕方が違うなど戸惑いもありましたが、なんとか終了。

午後は途中で退出したので問題を持ち帰っていないのですが、解答が出るのを待って自己採点してみましょう。

7月28日合格者の発表がありました!

令和4年建築設備士試験「第一次試験」(学科)の合格者の発表について

午後の問題は正確に正答を把握していなかったので心配でしたが無事1次試験突破できました!

今回の試験問題も下記にて公開されています。

二次試験は現在携わっている工事のため受けることができないのですが、昨年より制度が変わって何回か1次試験が免除されるので来年以降に頑張って受けようと思います。

 令和3年から建築設備士試験の申込み方法及び「第一次試験」の免除回数・期間を変更します(PDF:628KB)

もし、早く結果が知りたいという方は

総合資格学院や日建学院の即日採点サービスを利用するといいですよ

私もやってみました。建築設備は途中退出したのでうろ覚えで入力したので適当なところはありますが。
合格しているといいな~とおもいます。

名前と連絡先を登録するので、講座の案内の電話などかかってくることもあります。
でもすぐに結果がわかるのはメリットありますね。

2次試験のテキストって売っていないので総合資格学院や日建学院の講座を検討してみるのもアリです。

建築設備士とは?

「建築設備士は、建築設備全般に関する知識及び技能を有し、建築士に対して、高度化・複雑化した建築設備の設計・工事監理に関する適切なアドバイスを行える資格者として位置づけられています。建築士法においては、建築士が、大規模の建築物その他の建築物の建築設備に係る設計又は工事監理を行う場合において、建築設備士の意見を聴いたときは、設計図書又は工事監理報告書において、その旨を明らかにしなければならないこととされています。また、建築基準法による建築確認申請書、完了検査及び中間検査申請書においても、その旨を明らかにしなければならないこととされています。」

建築設備士とは?

簡単に言うと建築設備士は建築士に対する設備のサポート役で、設計や工事に対して直接必要というわけはないちょっと特殊な資格です。

建築設備士試験の内容

建築設備士試験は

  1. マークシートによる第一次試験(学科試験)
  2. 記述と設計製図による第二次試験

の2つで構成されています。

1次試験では建築一般知識、法規、建築設備に関する問題が出題されます。

2次試験では電気・衛生・空調に関する基本設計の知識や作図能力を問われます。

項目出題出題科目問題数出題内容
第一次試験四肢択一建築一般知識27建築計画、環境工学、構造力学、建築一般構造、建築材料及び建築施工
四肢択一建築法規18建築士法、建築基準法その他の関係法規
四肢択一建築設備60建築設備設計計画及び建築設備施工
第二次試験記述建築設備基本計画10建築設備に係る基本計画の作成
製図建築設備基本設計製図計算問題(選択)
1系統図または単線結線図(選択)
1平面図(選択)
1設備諸室の配置計画図(共通)
1空調・衛生・電気設備の平面図(共通)
※選択:空調・衛生・電気設備の区分の中から選択する問題
 共通:選択の区分に関わらず、全てを解答する共通の問題

一次試験は独学で突破!

一次試験(学科試験)は四肢択一のマークシート方式です。

105問出題で総得点70点以上、各項目で下記の基準点以上の得点が必要です。

建築一般知識建築法規建築設備総得点
合格基準点13点9点30点70点
※難易度により補正がおこなわれることがあります。

冒頭でも述べましたが、学科試験は独学で合格を目指せます。

建築一般知識

建築計画や構造力学、施工などの問題が27問出題されます。
得点目標としては19点くらいは取っておきたいところです。
出題傾向としては過去問が中心で、出題レベルは2級建築士レベルです。
過去問題の傾向から大まかな説明内容を書き留めておくとよいです。

建築法規

建築設備に係る法規を中心に18問出題されます。
得点目標としては13点くらいが目安です。
出題傾向は建築士試験よりも易しいですが、内容は設備よりの法規に特化した出題傾向です。
建築設備関係法令集の持ち込みが許されていますので、過去問を参考に法令集にマーキングをしておくことが必須です

建築設備

最も問題数が多く、60問出題されます。
空調設備、衛生設備、電気設備、設備施工と多岐にわたります。自身の専門外の内容は特に難しく感じます。
得点目標としては40点が目安です。
出題傾向は過去問が中心ではありますが、最新技術などの問題も多く出題されており、他の科目と比べて難易度がかなり高いです。

建築一般知識と建築設備は過去問集を解け!

「建築一般知識」と「建築設備」の学習方法は同じです。

タイトル通り「過去問を解く!」です

過去問集をやればよい理由
  1. 同じ問題がでることもある。
  2. 正答率60%で良いので全問できなくても良い。
  3. 理解していなくても解き方、答えを知ることができる。

私が独学で1次試験合格したときに使ったのは日建学院出版の建築設備士学科問題解説集です。

解説も詳しくて理解しやすいのと、レイアウトも見やすくて良かったです。

この問題解説集を繰り返し解いて学習していきましょう。

以下にポイントを挙げておきます。

なお、建築設備士の学科対策本は種類が少ないですが、初学者の方であれば、

建築設備士必携テキスト:試験によく出る重要項目を厳選収録

のような、要点整理型のテキストから入るのも一つの方法です。

基礎用語や全体像をつかむには、こうした入門書は役立ちます。

一方で、過去問を中心に得点力を高めていくのであれば、
解説の分かりやすさと網羅性を考えると、
私は日建学院版の問題解説集が最も使いやすいと感じました。

私は最終的に、入門書は流し読み程度にとどめ、
日建学院版を3周して本番に臨みました。

過去問の出題傾向を掴む

過去に出題された問題が再び出題されることがよくあります。

出題の周期があることもわかると思います。

1冊勉強していくとなんとなく今回出そうだなという問題がわかります。

わからない(理解できない)問題は丸暗記

1次試験は建築・空調・衛生・電気と出題範囲が多岐にわたります。

自分の専門外の分野の問題は相当難しいと感じるでしょう。解説を読んでも理解できない問題も出てきます。

100点満点中60点で合格ですから、わからない問題はパスしてもかまいません。

ただ、同じ問題がでたときにただ捨てるのはもったいないので、内容を理解していなくても、答え(正当肢)や解き方などを丸暗記しておけば「ある意味ラッキー」で正解できる可能性もあります。

自学用解答用紙をつくりました。iPadでの学習やプリントアウトして書き込んでもOK!

iPadで勉強を始めていますが、GoodNotes5に解答番号を書くのに罫線などを引くのがめんどくさいな~と感じたので、HPの正答一覧をWordで変換して記入し易いように加工しました。

そのままプリントアウトして使うもよし、iPadに取り込むもよし。ご自由につかってみてください。

解答用紙PDF

法規は法令集にマーキングでオリジナルを作り込め!

法令集

法規も過去問を解くことが近道なのは同じです。

法規は法令集の持ち込みが許可されていて、法令集を確認しながら解答することができます。

1000ページを超える法令集を何もなしに探すのは至難の業。

過去問題集に出た法令、条文などに蛍光マーカーなどでマークしておきましょう。

試験当日は時間との戦いです。自分が引きやすい法令集を作り込みましょう

\楽天ポイント5倍セール!/
楽天市場
\ポイント5%還元!/
Yahooショッピング

二次試験は公式講習会の受講をおすすめします

建築設備士の二次試験は、一次試験とは全く異なる試験です。

記述問題だけでなく、設備計画や製図まで含まれるため、知識だけでは対応できません。

そのため、初めて受験する方には公式講習会の受講をおすすめします。

講習会では、その年の課題テーマに沿った考え方や設備計画のポイント、製図の進め方などが解説され、市販教材がほとんど存在しない建築設備士二次試験では非常に貴重な教材になります。

一次試験の自己採点である程度手応えがあれば、できるだけ早めに申し込みましょう。

人気会場は定員に達することもあるため、早めの行動がおすすめです。

一方で、講習会だけで十分かというと、私はそうは思いません。

実際の本試験では5時間30分という限られた時間の中で、

・計画条件の読み取り
・記述問題
・設備計画
・製図

をすべて完成させる必要があります。

この「時間配分」と「本番の流れ」は、講習会だけではなかなか身に付きません。

そのため、講習会で基本を学び、本試験形式の模擬試験で実践練習を行うことが合格への近道だと感じています。

私が実際に講習会を受講して感じたこと

私が受講した講習会では、空調・衛生・電気の順に各分野の解説が行われました。

私は衛生設備を選択する予定でしたが、共通問題では電気設備や空調設備の知識も必要になるため、可能な限りすべての講義を受講しました。

特に専門外だった電気設備の解説は非常に参考になり、試験対策として大きな助けになりました。

また、講習会で配布されるテキストは、その年のテーマに合わせて作成されているため、市販の参考書では得られない情報も多く含まれています。

建築設備士二次試験は市販教材が非常に少ない資格です。

だからこそ、このテキストを中心に勉強を進める価値は大きいと感じました。

ただし、本試験では毎年少しずつ出題条件が変わります。

講習会の内容をそのまま暗記するのではなく、

「なぜその設備計画になるのか」

まで理解しておくことが重要です。テキストを手に入れることで勉強範囲をある程度絞って対策できることはよかったのかな~と思いました。

二次試験は「演習量」が合否を分ける

建築設備士二次試験は、知識だけでなく実践力が求められる試験です。

実際に試験を受けて感じたのは、

「時間が足りない」

ということでした。

設備計画を考えながら製図を進め、さらに見直しまで行うには、本番を想定した練習が欠かせません。

おすすめなのは、本試験と同じ5時間30分で模擬試験に取り組むことです。

時間配分を確認しながら解くことで、

・どこで時間を使いすぎるのか

・どの作業を効率化すべきか

・どの分野が苦手なのか

が明確になります。

この経験は、本番で大きな自信につながります。

なお、二次試験の対策法(講習会の使い方・選択分野の選び方・私が1回落ちて2回目で合格した経緯)は、別記事で詳しくまとめています。二次を本気で対策したい方はこちらもどうぞ。

建築設備士 二次試験対策なら本試験形式の模擬試験がおすすめ

第二次試験は5時間30分という長時間の試験です。

知識だけでなく、

・時間配分
・ゾーニングの考え方
・設備計画の組み立て
・図面作成スピード

を本番前に一度経験しておくことが重要です。

そこで、本試験と同じ流れで学習できる「建築設備士 二次試験 模擬試験」を作成しました。

内容

・問題冊子
・平面図
・答案用紙
・模範解答・採点ポイント
・模範解答図面(HTML・PDF)

実際の試験を意識した構成となっているため、本番前の総仕上げにおすすめです。

AIを活用すると復習効率はさらに上がる

私は現在、NotebookLMやChatGPTなどの生成AIも活用しながら学習しています。

例えば、

模擬試験を解く

NotebookLMで問題や資料を整理する

ChatGPTで苦手分野の解説や確認問題を作成する

もう一度模擬試験に挑戦する

という流れで復習を行うと、理解が深まりやすくなります。

近年はAIを活用することで、参考書を読むだけでは得られない学習環境を作れるようになりました。

実際に私が使用しているプロンプトや活用方法については、別の記事やnoteでも詳しく紹介しています。

よくある質問

Q. 建築設備士は独学だけで合格できますか?

A. 一次試験は過去問中心の学習で十分合格を目指せます。ただし、二次試験は公式講習会の受講に加え、本試験形式の演習を重ねることをおすすめします。

Q. 参考書は何冊くらい必要ですか?

A. 学科試験は「過去問題解説集」と「法令集」があれば十分です。教材を増やしすぎるよりも、繰り返し学習することが重要です。

Q. 二次試験はいつから勉強を始めるべきですか?

A. 一次試験終了後、自己採点を行い、できるだけ早く公式講習会へ申し込みましょう。その後は模擬試験を活用し、本番形式の演習を重ねることをおすすめします。

Q. AIを使った勉強は効果がありますか?

A. NotebookLMやChatGPTを活用すると、過去問の整理や確認問題の作成、弱点分析などを効率よく行えます。忙しい社会人には特におすすめの学習方法です。

まとめ|一次は過去問、二次は実践演習が合格への近道

建築設備士試験は、一次試験と二次試験で求められる力が大きく異なります。

【一次試験】

・過去問題を繰り返し解く

・法令集を使いこなせるようにする

・苦手分野を重点的に復習する

【二次試験】

・公式講習会で出題の考え方を学ぶ

・本試験形式の模擬試験で時間配分を身につける

・製図や記述を繰り返し練習する

さらに、NotebookLMやChatGPTなどの生成AIを活用すれば、復習や教材作成を効率化し、限られた勉強時間を有効に使うことができます。

私自身も建築設備士合格後、施工管理技士4資格の学習や社内教育資料の作成でAIを積極的に活用しています。

これから建築設備士試験に挑戦される方は、ぜひ講習会・模擬試験・AI学習を組み合わせ、自分に合った学習方法で合格を目指してください。

iPadで資格勉強を効率化する方法と、実際に使っているiPad・周辺機器については
こちらの記事で詳しくまとめています。

▶ 建築設備士の次のステップに「技術士」を考えている方へ

「設備士まで取ったけど、次に何を目指すべきか迷っている」
「技術士って、独学で通用するのか正直分からない」

そんな方に向けて、
施工管理出身・一次合格者の実体験をもとに、
現実的な進め方をまとめています。

👉 技術士は独学できる?施工管理技士出身者の現実はこちら

■ 筆者プロフィール
・施工管理技士/現場監督(建設業界20年以上)
・1級管工事施工管理技士ほか複数資格を保有
・建築設備士(2023年合格)
・紙ノート中心の勉強法から、現在はiPad勉強に移行
・資格勉強・実務効率化をテーマに情報発信中

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次