はじめに|「技術士は独学できるのか?」と迷っている方へ
技術士に興味はあるものの、
・難関資格すぎて手を出しづらい
・独学でいけるのか、講座必須なのか分からない
・施工管理技士の次に進むべきか迷っている
そんな状態で情報を探している方も多いと思います。
私は施工管理技士として現場に携わりながら、
技術士一次試験(衛生工学部門)に独学で合格しています。
この記事では、
・技術士は独学で合格できるのか
・一次と二次で何が決定的に違うのか
・施工管理・設備系出身者がつまずきやすいポイント
を、実体験ベースで整理します。
この記事の立ち位置
本記事は、
✔ 技術士一次の独学可否
✔ 技術士二次の難しさの本質
✔ 施工管理・設備系出身者の現実的ルート
を整理する「全体ガイド」です。
より具体的な教材や対策は、別記事で詳しく解説しています。
▶ 技術士一次試験のおすすめ参考書【2026年版】
▶ 技術士二次はなぜ施工管理より難しいのか?
結論|技術士は「一次」と「二次」でまったく別の試験
結論から言います。
一次試験:独学で十分対応可能
二次試験:独学はかなり厳しい(別競技)
技術士が難関と言われる最大の理由は、
この「一次と二次の断絶」にあります。
ここを理解せずに進むと、遠回りになります。
技術士一次試験は独学できるのか?
技術士一次試験は、
・基礎科目
・適性科目
・専門科目
で構成されるマークシート方式の試験です。
出題範囲は広いですが、
✔ 出題形式はほぼ固定
✔ 過去問の焼き直しが多い
✔ 合格点主義(満点不要)
という特徴があります。
私が技術士一次試験(衛生工学)に独学で合格した話
使用教材は過去問中心。
高額講座は利用していません。
やったことはシンプルです。
・過去問を繰り返す
・出題の癖を掴む
・弱点をピンポイント補強
一次試験は「理解力勝負」ではなく、
出題構造の把握ゲームです。
施工管理技士出身者は、
・法規思考に慣れている
・実務ベースで考える癖がある
ため、一次との相性はかなり良いです。
建築設備士・設備系資格から技術士を検討している方へ
このページに来た方の中には、
・建築設備士を取得した
・設備設計・施工管理に長く携わってきた
・次のステップとして技術士を考え始めた
という方もいるでしょう。
実は、設備系出身者は技術士との相性が良い層です。
私も、
施工管理 → 設備実務 → 建築設備士 → 技術士一次
という流れでした。
設備士経験が技術士で活きるポイント
設備士経験者は既に、
・設備全体を俯瞰する視点
・法規理解
・数値根拠で説明する習慣
・図面読解力
を持っています。
これは技術士で強く求められる能力と重なります。
スタート地点はゼロではありません。
ただし注意|設備士経験があっても二次は別物
ここが重要です。
技術士二次は、
・経験を構造化する
・判断根拠を論理展開する
・第三者に伝わる文章を書く
試験です。
実務経験があっても、そのままでは通りません。
技術士二次試験が「独学では別物」になる理由
二次試験は、
・正解を書く試験ではない
・経験+分析+評価が必要
・採点基準が非公開
という特徴があります。
施工管理二次よりさらに抽象度が高く、
思考力が問われる試験です。
施工管理技士出身者がつまずきやすいポイント
よくある失敗パターンは、
・現場説明が長くなる
・結論が弱い
・俯瞰視点が足りない
・論点が整理されていない
「実務ができる=合格」ではありません。
技術士を目指すなら現実的な選択肢は3つ
① 一次は独学、二次は部分的に外部活用
② 最初から講座併用
③ 完全独学
おすすめは①です。
一次はコスパ良く独学。
二次は必要に応じて添削。
こんな人は講座・添削を使った方が早い
・論文が苦手
・何度も不合格を繰り返したくない
・客観的指摘が欲しい
二次だけでも外部を使う方が成功率は上がります。
技術士を検討する際の現実的な選択肢
一次は独学で十分対応可能ですが、
二次は「第三者視点」が有効です。
補助的に使える選択肢として:
・SAT 技術士講座(添削あり)
・スタディング 技術士講座
・アガルート 技術士講座(論文重視)
があります。
※講座は「必須」ではありません。
弱点補強ツールとして使うのが合理的です。
まとめ|技術士は「独学できるか」ではなく「どこまで独学するか」
✔ 一次は過去問中心で突破可能
✔ 二次は論文化能力が鍵
✔ 設備・施工管理出身者は素地あり
✔ 添削は早いほど有利
技術士は難関ですが、
構造を理解すれば戦略的に攻められます。
「全部独学」か「全部講座」かではなく、
段階ごとに最適解を選びましょう。
焦らず、確実に。
